「Vikings:ヴァイキング 海の覇者たち」4thシーズン前半 感想文
春の訪れとともに低空飛行のキャサリンです。
テンション低目でよろしく。
いろいろ忘れそうなので1話ずつ書くつもりだったけど、アッサリ挫折したVikings:ヴァイキング 海の覇者たち4thシーズン10話までの感想でござーい。
epi1の感想とカブってますが許してよろしく&ネタバレ注意。
適当な振り返り
※テキトーです。本当にテキトー。
ラグナル
意識不明の重体から復活したラグナルは唐の皇女だった奴隷・イードゥの漢方によってヤク中になる。
最愛のアセルスタンを殺したフロキには複雑な思いを抱きつつも、幻となって現れたアセルスタンに諭され、解放するという敬虔なアセルスタン教徒っぷりを見せる。
船を陸上で移動させて襲撃するという奇策でパリを再度攻めるが、兄のロロに退けられ仲間に失望される。
ちなみにヤクの材料がなくなり、利用価値をなくしたイードゥを殺すところをウベとヴィトゼルクに見られてしまうが、テキトーに誤魔化して切り抜ける。
ラゲルサ
ラゲルサは不在の間に領地を乗っ取った男(名前忘れた)のプライヴェートなパートを切り取って処刑する。
共同統治者となったカルフとの間に子どもを授かったが、かつての約束を果たすため彼を殺す。
そして「2度と子どもを得ることはない」と言う預言に逆らおうとするが子どもを失ってしまう(パリ遠征しないほうが良かったのでは…)。
ビョルンについて行くことを迷うトービの子どもを養育したりと姉御肌は相変わらず健在。
花嫁姿は超綺麗。私はハッピー☆
ロロ
ヴァイキング達を裏切ったロロはギスラ皇女とラブラブに。子どももできたし、パリを守って義父とパリ市民の信用もうなぎ登り。
自分を貶めようとする邪魔者も居なくなり、まさに順風満帆。雑誌の裏表紙にある怪しいお数珠ブレスレットを買ったとしか思えないほど人生の春。
シギーはどうした。
フロキ
アセルスタンを殺したフロキはラグナルが意識不明の間にビョルンによって市中晒しの刑にされる。
あの棒はアイスランド国立博物館の項の最後に。興味があればドウゾ!↓
その後も山狩りされたり、洞窟で張り付けにされている間に娘・アングルボザが病死してしまったりと、散々な目に遭う。
自分が天国に強制送還したライバル・アセルスタンのお蔭でラグナルによって解放されたが、ラグナルへの不信感は消えず、新しいお友達・ハーラル美髪王一派とヴァイキングライフをエンジョイ。
他にも魔女ババァになったアスラウグからアイヴァーへの英才教育を頼まれたり、パリではヘルガを失いかけたり、溺れたところをラグナルに助けられたりとアセルスタンにも負けないヒロインぶりを発揮する。今シーズン前半で1番波瀾万丈。
ビョルン
父・ラグナルの意識不明中にスタンドプレーに走ったビョルンは、自分探し中に良い仲になったトービの旦那兼、昔ラグナルに殺されたホリック王の息子・エルレンドール&カルフの放った刺客に殺されかけるが返り討ちにする。食い込む釣り針がアイタタタタ。
エルレンドールはトービに殺され、トービは知らないうちにシールドメイデンになって戦闘にも参加。愛の力って素晴らしい。
なお前妻のソルンと娘のシギーの事はスッカリ忘れた模様。
アスラウグ
アスラウグはラグナルとの関係が冷めきり、戻ってきたハーバートに入れ上げる。だが彼が他の女とも関係を持っている事を知り、嫉妬の炎で自分の正気を燃やし尽くす。そしてビョルンの娘・シギーを殺す。
四男アイヴァーを溺愛し彼にベッタリ。
アイラインが太くて黒くなった。
エグバート王とその他
イングランドでは目の前で消えてしまったアセルスタンの幻によって、彼の死を悟ったエグバート王と息子の嫁(兼愛人)・ジュディスは互いに哀しみを共有する。
そしてエグバート王はジュディスとアセルスタンの間に生まれたアルフレッドをローマ巡礼に向かわせる。
ついでに、物語を引っ掻き回すクウェンスリス王女を退場させる。彼女とラグナルの息子だと言うマグヌスは健在。
感想
ヴァイキングで泣いた日
押しも押されぬヴァイキングの王になったは良いがアセルスタンも失い、周りでは思惑や陰謀が渦巻き、以前のように自由ではなくなってしまったラグナル。
孤独に苛まれるラグナルはパリ遠征中、ヤクをキメて幻覚を見ます。
それは、
懐かしい農場で手招きをするラゲルサ。
幼いビョルン。
死んでしまったギータ。
そしてアセルスタン…。
がむしゃらに突き進んで、王まで登り詰めたラグナルでしたが真に望んでいるものは、とうの昔に置き去りにした日々であり、どんな偉大な王でも手に入れることはできない…。
手招きをするラゲルサを見たら、自然に涙がバーって出てきました。
「選ばなかった先の道」にあったのは何なのか、ラグナルも私達も見ることは出来ません。
まさかヴァイキングで泣く日が来るとは思わなんだ。
でもクスリ、ダメ、ゼッタイ!
キーワードはラブ
シーズン4のテーマはラブと見た!
第一に、このドラマの真のヒロイン・アセルスタンへのラグナルとエグバート王の愛。
これは相変わらず尽きることはありません。もはや2人にとってアセルスタンは神!神の愛。
それからロロのハーレクインロマンス。
最初は野蛮な異教徒&クマ男&言葉が通じないロロを疎んでいたギスラ皇女だったが、すわ離婚と言うところでロロがフランク語を話し出したら簡単に心変わり。急にイチャイチャし出すと言う超謎展開。
ベッドシーンの前の映像とか本当になんだろう…、私が求めてるバイキングと違う…何だコレは、誰の妄想を見させられているんだ…。
義父・皇帝シャルルはオド伯の愛人だったローラとその兄・ローランを愛人にします。皇帝の愛は性別を超えるのだ。さすが!としか言えない。
そのあと2人ともロロを陥れようとして皇帝に殺されたけど、これも皇帝のロロへの愛です、愛。
そしてラグナル達の家族愛。
子どもを失ったラゲルサの側から離れないラグナルとビョルン。
パリ襲撃時に負傷したラゲルサにすぐ気付き、助けに行くラグナルとビョルン。
ファーストシーズンとラグナルの幻覚を思い出さずにはいられない、久々の家族団欒シーンです。
クライマックスでラグナルはロロに「愛していたのに!」と叫び、それを聞いたロロも悲しげな顔。
そして自分の家族のために弟を殺す事を決意していたロロだったが、故意なのか何なのか逃走を許します(昔惚れてたラゲルサも怪我したしね)。
アスラウグはフロキに末っ子のアイヴァーへヴァイキング的英才教育をするように頼みます。最近、神々はないがしろにされるし、仲間からも浮いていたフロキは嬉しそう。
英才教育の甲斐あって、アイヴァーは姪のシギーが殺された事を知っても、ニヤニヤしながら「誰も気にしない」と言い放つ残酷なポスト・ヴァイキングなお子様に成長します(と、それにドン引きするシグルズ)。母の愛は偉大です。
ラグナルに裏切られたと思い、仲間たちからも白い目を向けられるフロキは自暴自棄になってハーラル美髪王達とつるんで、クリスチャンをBBQにしたりします。
でもやっぱりラグナルが気になるフロキ。
そんな感じでビミョーな関係になったフロキとラグナルですが、パリ決戦時に溺れるフロキを逡巡の末にラグナルは助けます。
そしてフロキはやはり自分がラグナルが大好きなことに改めて気づくのでした。
ヘルガはやさぐれるフロキを見捨てる事なく、献身的に支え続けます。
時に厳しく、だいたい優しく。
チョイ役だったヘルガがラゲルサと双璧を成す、いいオンナに見えてきました。
呆気なさすぎて呆気にとられた
人がバカスカ消えていくのがヴァイキングの醍醐味なのですが、呆気なさ過ぎて…となる時も。
殺されて川に沈んでいったイードゥ、王にどんなに気に入られてもヴァルハラに行くこともない。
所詮は異邦人てことかい。
ビョルンの娘・シギーも一体何だったのだろう。これから成長して活躍するのかと思ってたからガッカリ。だってラゲルサの孫娘だよ!
カルフとクウェンスリスは最初から気に入らなかったので別にいいです。
都会の人になったロロ
前半のクライマックス、パリ襲撃。
ラグナルとラゲルサ、ハーラル美髪王の連合軍を迎え撃つのは、ノルマンディー公となったロロ。
ロロはフランク人の立派な鎧に身を包み、軍を指揮します。そこにかつてのロロはいません。
毛皮を着るロロ…
ギトギトの髪のロロ…
斧を振り回すロロ…
上半身裸で戦うロロ…
彼は完全にパリの男になってしまった、ヴァイキングのロロは永遠に失われたのです。
後半も不穏です
ロロに負けて、イングランドの居住地全滅の黙殺もバレて、皆の信頼を失ったラグナル。
不気味なアスラウグ。
残酷性満載のアイヴァー。
そしてキリスト教との関係性。
昔を懐かしみ出した辺りでラグナルの最期は相当近そうです。
ていうかシーズン5はちゃんとプライムに来てくれるのだろうか…それが1番不安。
キャサリン