「Vikings:ヴァイキング 海の覇者たち 3rdシーズン」感想文・前編
最近気付いたんですけど、私の感想文て感想っていうか「個人的気になる所リスト」だよね。キャサリンです。
さてさてタイトル通り、本日は「Vikings:ヴァイキング 海の覇者たち」第3シーズンの感想文…もとい気になった所リストです。
長ったらしいので、何と前後編に分けてみました。
一応ネタバレもしているので注意してください。
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合戦シーンを見るとアドレナリンがほとばしります。先日は画面が暗転したら、映り込んだ自分がヴァイキングもびっくりのニヤニヤ顔でした。
私、前世はヴァイキングだったのかもしれない…!!
目次
ジーザスに勝った男アセルスタン
まさかのヒロイン昇天
何と真のヒロイン・アセルスタンが死んじまった今シーズン。
「真のヒロイン」についてはこちらも読んでみてね↓
ラグナル的にはアセルスタンが自分の元に戻ってきて、スーパーハッピーライフの再開だったはずなので哀しみもひとしおです。
「死んでも、お前と俺の天国は違うから会えない」みたいなこと言っちゃって、ラゲルサやアスラウグが哀れになる程の落ち込みっぷり。
何なのコレ…トキメキが止まらない…本格的に腐れそうな勢い!
製作陣は新たな市場の発掘を狙ってるとしか思えない。腐れてもキャサリンをよろしく。
そんなこんなでアセルスタンの形見の十字架を身につけるラグナル。
とうとう改宗かぁと思ったのですが、ラグナルの場合は天国どうのというよりアセルスタンに会いたいんです‼︎
ウエーン、アセルスタン、帰ってきて〜
会いたい〜
お話ししたい〜
せめてあの世でいいから会いたい〜
それにはキリスト教の天国行かなきゃ〜
みたいな。
キリスト教っていうか、もはやアセルスタン教です。
しかしラグナルの中にもまだ葛藤はあるようで、パリ襲撃の際に天国のアセルスタンに相談します(やだ胸キュン!)。
でもお返事はなく、やっぱり天国も神もクソもねーよと思ったところで、アセルスタンの幻(幽霊?)が現れラグナルに微笑みかけます。
そこに現れるもう一つの影。多分、北欧神話の主神オーディンです。ラグナルはそちらに手を差し伸べます。
そしてパリ襲撃の奇策は実行されたのです!
イイネ!イイネ!
いくらラグナルが魔術や呪いの類を、一笑に伏すリアリストであっても8世紀を生きる人間だということには変わりません。
現代と比べ物にならない過酷な環境を生きる人々にとって信仰は重要な精神的支柱。
生まれた時から身近にあった精神的支柱を捨てることは、ラグナルはまだできなかった。ということでしょうか。なんてったって、オーディンの子孫を名乗ってるわけだし。
もしくは自分の野望を達成することを選んだのか。
今回のアセルスタンの幻は、キリスト教の象徴みたいなもんでしょうか。
ラグナルの中ではキリスト教=アセルスタン。という図式になっているようです。実際、死に際はジーザスみたいになってたし。
私、アセルスタン昇天時はヒロインいなくなるのか…と思ったんですけど、これからもスターウォーズのオビ・ワン的に出てきてくれそうですね。ひと安心!
ところでアセルスタンが死んで、エアリス思い出したの私だけでしょうか(そう、私はみそじ)。
あれ驚いたよね。ヒロイン死んじゃうんだもん。
ってこのネタわかる人いるのかな…。
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魔性のアセルスタン
しかしキングエグバートといいラグナルといい、なぜ(フロキが嫉妬に狂っちゃうほど)アセルスタンに入れあげているのかちょっと考えてみました。
ラグナルもパリ攻略の作戦を立てるために、アセルスタンと頭を寄せ合ってキャッキャウフフ状態だし。
キングエグバートなんか息子の嫁(ジュディス)の不倫相手がアセルスタンだって分かったら、ジュディスの処刑を止めちゃうし。
生まれた孫、溺愛しちゃうし(哀れエゼルウルフ…)。
思うに、力や冒険を求め王として君臨するラグナル達に対して彼らの寵愛ではなく、ひたすらに神への愛を追い求める(時にはその思いが揺らぎ、苦悩する弱い姿も見せる)。
ジュディスの事を愛しながらも神を選んだ辺り、自己中とも言えますが…。
その純粋さが家族にすら本心を明かさない2人には大変ナイス!(神聖)に見えたのではないでしょうか。
寝ても覚めてもジーザス!ジーザス!
好きになった人には別に好きな子がいて、絶対こっちには目もくれない。だけどそういう一途なところが好きなの!もう女神!的な?
自分で書いててよく分からん。
キングエグバートがジュディスを愛人にしたのも、アセルスタンが愛した女だからだと思うんですよねー。ジュディスが気に入ってるなら、もっと前から愛人にしたと思うの。
ところでジュディスに刑が実行されるときに、司教?が「聖書に基づいて刑を実行しまーす」って言ってたんだけど、ホーリーブックなのに刑がエグすぎて全然ホーリーじゃないなって思いました。
嫉妬に狂うフロキ
さてさてアセルスタンと言えばこの方、カテガットのホーリーガイ・フロキ。
アセルスタンが登場してから、ずっと嫉妬に身もだえする日々。
一応、建前上は宗教的な理由なんですけど、どう考えてもラグナルを取りあっているだけです(フロキが一方的に)。
今シーズンはジェラシーも頂点に達し、とうとうアセルスタンを天国に強制送還(?)。しかも神々への生贄っていう名目付き…。
その後は運が尽き果てたのか、あんなに優しかったヘルガにも愛想をつかされそうだし、パリ襲撃を指揮するも大失敗。ラグナルには強制送還したのがバレてるし。どうなってしまうのー?
きっと自分の欲望のために神々の名を持ちだしたのがいけなかったんでしょうね。
フロキは人の愛を求め、アセルスタンは神への愛を求めたんですな。
北の民の神々への信仰もピンチです!
でもコレって異教徒をd1sしてるのかしら?まさか…Historyに潜む熱狂的クリスチャンの陰謀…!!
ラグナルの事書いてなかった…
今までほとんどラグナルの事かいてなかったと気付きました。
他のキャラが濃すぎるんだよね。でもカリスマ性は一番。
きっとそれバイキンだよ
シーズン終盤、よれよれになってきたラグナル。
わき腹を押さえて苦しそうです。もうお迎えの時が近そうです。
クウェンスリス王女のおじさんブリトウルフとの戦闘で負った傷が原因だと思うのですが、絶対悪化させたのはアレだよ、アレ!
クウェンスリスのまじない!!
痛みを取ってやる、とラグナルの傷の上に彼女が跨ったアレです。
風呂もまともに入らない時代なんだから、絶対バイキンだらけだったと思うの。どこがとは言わないけど~。
服着てようが関係ない。絶対化膿したね、うん。
似た者同士
ますますラグナルとキングエグバートがソックリになっていきました。
2人とも自分勝手な天然ウソツキです。自分の野望のためにはどんな犠牲も欺瞞も厭いません。
北の民を皆殺し、かつそれを利用して反抗的な諸侯を始末したキングエグバート。
北の民が殺された事を知っても、パリに行くため事実を隠したしたラグナル。
残酷なまでに身勝手。まさに王様。
息子のエゼルウルフやビョルンとは全く違う、生まれながらの支配者です。
マーシアの王位争奪戦を祝うシーン(だったと思う)で、2人が鏡像のように見えるシーンは良かったですね~。
このドラマはこういう演出がカッコよくてワクワクします。
ウェセックスでキングエグバート達と混浴したジュディス。
怒って出て行ったかと思えば、「期待してたのに何も起こらなかったから~」と言いながら泣きだしたシーンは「うぇ~、女ってめんどくせー(ハナホジ)」って思いました。
一応私も女だから分からなくもないんだけど。
キャサリン