キャサリンのハードボイルドな日々
最近活字を見ると睡魔に襲われます。キャサリンです。
本日は映画とか小説がメイントピックです。ちょっとのネタバレもゆるせない人は戻るを速やかに押してね。バックバック!
で、肝心の映画はこれだ!
2014年の映画みたいですね。
家族が見ていたのですが、画面も暗くて誰が誰だかわからず、銃撃戦が始まっても誰が死んだかもよくわからない程度にハードボイルドでした。小学生くらいの女の子の指が切られちゃったりしてるし…ヒイィ。
調べてみると、原作はローレンス・ブロックの「獣たちの墓」という小説だそうで。
ローレンス・ブロックといえば、私にとっては大人向け活字を読み始めたころに初めて触れた海外&ハードボイルド小説です。
何でそんなもん読んだかというと、当時は家にあった活字を片っ端から読んでたんです。インターネッツなんてなかったしさ~、ペーパーメディアがメインだったの!
気に入っていたのは「夢のクリ―ヴランド」と「アッカーマン狩り」という短編です。というか長編は長すぎて、あまり記憶がございません。
当時、読み物といえば推理小説なら犯人が見つかり、お姫様が出てくるなら王子様があらわれハッピーエンド、みたいな子供向けの話しか知らなかった私には衝撃的な内容でした。
「夢のクリ―ヴランド」は世にも奇妙な○語みたいだし、「アッカーマン狩り」なんて犯罪者が野放しになってるっていう。
おかげでしばらく、アメリカでは人を殴ったり撃ったりしても意外と捕まらないと思ってました。だってハードボイルドの主人公って人をボコボコにしても逮捕されないじゃん?
そしてウィキペーディア見ていて、びっくりした事がひとつ。
ローレンス・ブロックが「マイ・ブルーベリー・ナイツ」の脚本をウォン・カーウァイと一緒に書いてたという事実!
私、好きなんです。この映画。
主人公のノラ・ジョーンズが失恋して旅に出ている間も、ジュード・ロウは待っててくれるの!1年も!!滞在先からノラが送ってくる手紙をジュード・ロウが微笑みながら読むんですな。ジュードに惚れます。うひゃー、誰か枕ちょうだい!
素敵なロードムービーです。
海外いったのも若干、この映画に影響されたからとも言えなくもない。
まぁ、実際はひきこもりでしたけど。免許もないから車乗れないし、ジュードも現れませんでした。現実はバニラアイスおてんこ盛りのブルーベリーパイではないことを皆様にお伝えします。
とにかく、こんなロマンチックストーリーがおっさん2人によって作られていたとは…!
今回一番の衝撃は、ローレンス・ブロックのおかげでクリ―ヴランドを知り(長らくアイダホみたいな所だと思ってたけど)を知り、無駄に拷問の知識は増え、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」に微妙にあこがれて海外生活を送ったりと、知らず知らずのうちにローレンス・ブロックの影響たっぷりの人生を自分が送っていた事ですかね。
また短編集、読みたくなってきた―。
キャサリン