キャサリンのブログ・やみなべ

TOKYOSABAKUの片隅に生息するみそじのアレコレ

映画「キングダム」感想と多分ネタバレ

ネットしてたらついに「ウエス専門店」の広告が現れました。

G00gleはわたしを何者だと思っているのでしょうか。ますます分かりません。キャサリンです。

※ウエス…機械とかの油汚れを拭く布。

さてさて先日、映画「キングダム」を観てきましたよー、ってことで感想です。ネタバレしてるかも。

kingdom-the-movie.jp

わたし、自分がネタバレ平気人間のせいか、どこまでがネタバレなのか境界線がよく分からないのー!誰か教えて!!

そしてこの映画の原作は未見。ちょっと前までファンタジーだと勘違いしていました。

そして「Vikings:ヴァイキング~海の覇者たち~」の事がいっぱい書いてあります。もう「許して」という他ありません。なんかゴメン!

目次

シールドウォールと叫びたくなる

GWの間に1年以上、お休みしていたヴァイキングの視聴を再開したせいか、キングダムを観ているあいだ中、ヴァイキングたちが頭の中をチラチラと…。というわけで何故かヴァイキングと比較してしまいます。

国を巡る古の戦争ってことで内容的に似ているので仕方ないよね。ヴァイキングは紀元後の話だけど。

上映中、何度「シールドウォーーーーーーール!」と叫びそうになったことか。

ご存じない方のために、いちおう説明するとシールドウォールというのは、盾を使って集団を丸ごと覆う壁を作ることにより、主に遠距離攻撃を防ぐ戦法です。中心部でリーダーを保護しながら移動したり、後方の飛び道具部隊を守ることもできて便利!

kate-yaminabe.hatenablog.jp

これまでの経緯を説明する謎CG

昨年観た「空海」もそうだったのですが、映画冒頭にこれまでの経緯を説明してくれるCGがあるんですよね。

大概、地図とたくさんの軍勢が出てきます。海外の映画は、そういう説明が少ない気がするけど何故なんだろう。

華麗なアクション

前述の通り、最近はヴァイキングドッスンドッスン&ボカスカ系ばかりだったので、キングダムはアクションのスピード感がとても新鮮に感じられました。

殺陣ってこんな感じだったよね!と思った次第。

ワイヤーアクションも多用して華麗です。

剣も一見、切れ味悪そうなのに、すごくよく切れます。血しぶきの勢い凄すぎー。

ちなみに主人公の信と、その幼馴染・漂の2人は普段、木剣で訓練していましたが、はじめての真剣でも俊敏な動きで戦っていたのは映画だな…と思いました。

スバラシイ汚れ!

わたしが気に入ったのはその汚れ具合です。下々の民の顔が垢じみているのがスバラシイ!あと服も適度にくすんだ色です。

まだちょっと小奇麗かなぁとはおもいますが、人気の俳優さんが出ている割には頑張っているのではないでしょうか?

でもね…、歯が綺麗すぎるのよ

はじめてヴァイキングを観た時のように、暗闇の中に浮かび上がる、白くて整った歯!!どうしても見てしまいます。

唯一、大王さまの弟・成蟜が上を向いて大きく口を開けた時に、比較的ナチュラルな状態の歯が見えました。非常に素晴らしいですね!映画にリアリティを添えてくれます。

楊端和が観たかったの

正直、この映画を観る予定は、当初全くなかったのですが、ネットの記事とかで楊端和のことをいっぱい書いてあるんですよねぇ。それで気になって観に行くことにしたのです。

結果、良かったですねぇ。強く美しいリーダー。最近の物語には必要不可欠な存在ですね。

ちなみにわたしは「二の腕推し」です。ふとももではなく。

王騎が気になりすぎる

楊端和が気になって観に行ったわたしですが、最終的に一番気になったキャラクターは王騎です。

なんかもう凄くない?

体が巨大なのに声が高いし、話し方のクセが強!

二の腕太いし、ノースリーブだしヒゲの形が謎すぎるし、腋の下キレイだし、わたしの知ってるたかおじゃない!むしろTAKAOです。

伝説うんぬんの前にクセがすごすぎて、すごい気になる存在。王騎、好きになりそうです。

唯一、影武者の漂が手勢と一緒に追われた時に、ひとり囮になったのを追いかけたのは謎と思いました。

王様が護衛もなしに単身で逃げるって、どう考えても囮。いや、その裏をかいて実はホンモノ?それともそう思わせてやっぱ囮??

でも王騎が後ろから追ってくるって、すごい怖いよね

大王がめっちゃ王様

大王がまだ若いのに、とっても王様していました。

王は民のためにあり、民に尽くさねばならぬということをよく知っているし、そのために沢山の犠牲がある事も知っている。まさに帝王。

漂もそんな大王の孤独な戦いを理解していて、短い間だったけど2人の絆は強いのではないでしょうか。

あと顔がキレイ!!

主人公がすごく叫ぶ

信がすごい叫びます

そして追っ手に追われている時や、襲撃の可能性があるときも声がデカい。敵に見つかっちゃうよ。

彼と一緒にいたら、いろんな意味で命がいくつあっても足りなさそうです。

その他にも大王を追って暗殺者が来た時に、なぜ漂が殺されたかを懇切丁寧に独り言で説明してくれます。

時々人間じゃないのがいる

暗殺者と処刑人ランカイなど、ときどき人間離れしたひとが混ざってます。

最初、本当にファンタジーなのかと思った。

山の民は海の民

山の民を見ると、どうしてもヴァイキングたちを思い出さずにはいられません。

斧持ってるし、茶色くてフサフサの衣装だし。なんかニオイそうだし。

でもシールド持ってないよね。残念。シールド便利なのに。

王さまを守ってよ!

シールド使ってください

王宮に乗り込み、敵の弓隊が現れた時に、大王さま達がシールドを持っていなくて絶望的な気持ちになりました。

ヴァイキング的には矢を放たれてシールドが無ければもう壊滅コースです。しかも弩みたいなもんまで持ってます。

でも目の前の敵がシールド持ってるじゃん!これを貰えば無敵だね!って思ったのですが、山の民の強さでピンチを切り抜けたら、相変わらずシールド無し…。

それ拾って王さまを守る壁を作ってよ!おねがいだからシールドウォールして。

もう心臓に悪くて仕方ありません。

弩は紀元前200うん年でこんな物があるなんて、進んでいたんだなと思いました。ヴァイキング達は9世紀でも持ってなかったのに…。

王様単独で戦わせないでよー

王宮前に迫った時も大王さまは守ってもらえません。

大王さまの剣の腕前はそこらの武将より、よっぽど優れているのでしょうか?力でのし上がる系??

みんなバラけて戦っております。頭がやられたら、もう終わりなのよーーーーーー!!!

わたしの心臓がーーーーーー!

弟もまもってよ!

成蟜も兄に負けず劣らず、臣下たちから大切にしてもらえません。

賊がやって来たというのに誰も兵士を呼んで守ろうとしないし、逃がそうとしないし。

最終的に賊である信たちにも、ほったらかしにされて外にフラフラと出て行って、最終的にお兄ちゃんにボコボコにされるという。

なんか書いていて悲しくなってきました。

返り血少なめ~

大人の事情なのか何なのか、返り血が少ないのが残念でした。

あれだけ切った張ったしてるんだから、もっと顔中血まみれになって良いはず!

あとキレイな赤色すぎる。もっとどす黒くていいと思うんだよね。

ちなみにベスト血まみれ賞はボコボコにされた成蟜です。もっと鼻血が強調されていると、より良かったです。

神に祈らない

終盤、信が強い人に負けそうになった時に漂のことを思い出し、奮起して勝つんですけど、ヴァイキングならここはもうオーディンに祈るとこなんですよね。あとクリスチャンも祈ると思うのよ。

それで思ったんですけど、やっぱ我々って神に祈らないんだなぁと思いました。

本当は昔の人は祈っていたのかな??


てな感じで、お前は黙ってヴァイキングを見てろ、って内容になりましたが楽しんで観覧いたしました。

他にも映画館が寒過ぎて、終盤に洗面所に行って戻ったらエンドロールが始まりかけてたとか、いろいろありましたけど…。

続編もきっとあるでしょうし、楽しみです!王騎が!!


追記

わたしが好きな古代中国が舞台の小説は「孟夏の太陽」!読みやすいよ。

孟夏の太陽 (文春文庫)

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