北欧旅行記:アイスランド・お怒り編
2018年もこんにちは。キャサリンです。
ずーっとやってる北欧旅行記。早く終りにナーレ!!ということで、アイスランド編です。
一番いろいろあったので、2個に分けます。嫌なことで締めるのもどうかと思うので今回はお怒り編。
なので特に旅行に有益な情報は一切ございません!
1年の始まりがこんな内容でいいのかしら?でも仕方ないので2018年もダラダラ続けたいと思います。
前回はこちら↓
フェノメノン編
アイスランドは出だしからトラブル続き。
まずコペンハーゲンのホテルを出発するのが午前5時だったのですが、ホテルの前の通りの向かいに口笛を吹きながら、路駐している自転車のベルをつぎつぎと鳴らす怪しい男が…。
これは絶対、見つかってはいけないやつです。ゴーストもそう言ってます。
10分くらい様子を見ていたら、幸運な事に去って行ってくれました。
カーストラップ空港では変更が2回あって、カートを押して空港中を走って走って走りまくる羽目に。勘弁してくれ。
幸運なことに今まで、どこの空港でもゲート変更されたことがなかったので都市伝説だと思っていたのに…。
幸先悪すぎ。嫌な予感満々。
そして今回はセルフチェックインをしたのですが、前の人が発券されたクレームタグを取り忘れていたので教えてあげました。自分もいつかやりそうだわ。
イジメのネタにされる編
レイキャヴィクには約10年前にも来たことがあったのですが、時は冬。雪が積もってるし街ゆく人も少ない印象でした。
今回は夏の終わりだったので観光客もいっぱいだし地元民もいっぱい。そしてそこらじゅうに落書きがいっぱい…。コペンハーゲンとそんなに変わらない感じです。
前回もハトルスグリム教会の前にあるレイフ・エリクソンの台座に落書きがあったので、街の落書きは雪が覆い隠していたのか…てな感じで、治安が悪化した感はありました。
そんな中、前回お茶をしたお店がまだあるかしらと思って通りすがりに見てみたら、違うお店になってました。
時の流れの無常を噛みしめていると、何か視線を感じる。
その店の前に座っている若い男達がヘラヘラしながら、チラチラこっちを見ているのが目の端に映りました。気分は良くないけど珍しい事でも無いのでスルー。
と思ったら、事件ですよ!事件!
そのティーンたちの近くで、白人ではないティーンが1人タバコを吸っていました。一応、友達らしい。
ヘラヘラの1人がタバコ男に話しかけた後、アゴを私の方に振ったんですな。
嫌な感じ!と思ったら、やはりタバコ男が追いかけて来て声をかけられました。「Hi, How are you?」って。
やっぱりアジア人は若く見られるのかな~。そうは言っても私、3○歳だし困るな~。
…ってなるかーい!!!
日本のみそじ舐めんなや!!!!そんなのに乗るほど、頭にお花咲いてないわ!!!ケッ!!
って言えたらよかったんですけどね、そんな語学力も度胸もございません。
何が気に食わないってね、私をネタにタバコ男をからかってる訳ですよ、ニヤニヤ野郎どもは。失礼くない!?
「英語わかりませーん」て日本語で返してサイナラしたけど、タバコ男も友達変えた方がいいと思うよ…。
危機管理を意識する編
旅行のお楽しみの1つに宿泊施設があるじゃないですか。少なくとも私はそうです。
今回は物価が高い地域の旅行だったので、値段の割に…ショボ目なお部屋が多かったです。
それでもスウェーデンのホテルは良かった。朝食もいろんなニシン漬けがあって美味しかったし。もう一泊したかった。
デンマークはテレビが付かなくて、シャワーブースに段差がなくてバスルームの床が全部水浸しになったけど、朝食あるしフロントも24時間人がいた。
問題はここだよ、アイスランドのホテルだよ。ちなみに「Arctic comfort(アークティックコンフォート)」というレイキャヴィクの中心地から離れたホテルです。って書いちゃった。てへ☆
ルームクリーニングしてない
ここには2泊しました。部屋自体はフロントのある建物の隣の別棟にあり、部屋も天井も広くて、まぁ綺麗!
所がシャワーブースが付いてるわ~と思って、扉を開けた時にアレ?と思ったんです。
他は新しくて綺麗なのにブースの中が垢っぽいのです。
いい加減な掃除にゲンナリしつつ、シャワーを浴びる時は持参のビーサンを履くことにしました。持ってて良かったビーチサンダル!コペンハーゲンでも使いましたし。
そして2日目、部屋に帰って来た時に気付きました。
1人でダブルの部屋に泊ってたのですが、片方のベッドの掛け布団を外さずに寝転がり、掛け布団はもう片方のベッドのものを被って寝たのです。要は掛け布団サンド状態です。
一見すると整っているのですが、寝ていた方のベッドが私の形にへこんでます。そうです、ベッドリネンが全然交換されてないんです。めくれた布団とクッション類を整えただけ~。
シャワーブースを覗くと明らかに掃除してなーい!床もワシの髪の毛とか落ちてるー!!
今までこんなに大胆に掃除をさぼっているホテルは初めてです。そりゃシャワーブースも汚くなるわ。
恐怖の一夜を過ごす
衝撃のルームクリーニングおさぼり発覚した日は出発の前日。空港バスの時間が午前5時出発だったため、午前4時半にはフロントでバスを待つように指示されていました。
そのため掃除サボりへの怒りはひとまず置いておいて、さっさと寝なければいけません。その日の私の予定は夜7時に就寝し、夜中の2時には起床し残りのパッキングを済ませてバスを待つ。というものでした。
なので夕方にシャワーを浴びて、ちょこちょこパッキングをしていたところ外から「ドーン、ドーン」という衝撃音が…同じフロアの別の部屋から聞こえてくる気がする。
なかなか止まず、外で工事でもやってるのか(と言っても7時近い)、クレイジーな宿泊者でもいるのか。どっちにしろ嫌だなぁと思っていたら、
突然に、
響き渡る、
非常ベル
目の間に広がる荷物を前に、寝巻姿で私は逡巡しました。
火事か、はたまたクレイジーな宿泊者が廊下で暴れているのか。前者ならすぐ逃げるべきだし、後者なら部屋から出たらまずかろう。
ドアスコープがないので外を確かめる術は無し。窓からみると煙は見えないし。と思っていたらベルが止んだので、余所の非常ベルだったのかしら?と思ってパッキングを再開すること15分ほどで非常ベルも再開。
今度はなかなか止まらない。殺人鬼が廊下にいる事を覚悟して、ドアを開けて見れば炎も殺人鬼もいなーい。
と、そこにバックパックを背負った英語のおばさんが通りかかったので「何、起こってるデスカ?」と聞いてみたら、「一体何なのかしらね!私フロントに聞きに言ってくるわ!!(意訳)」と頼もしいお答えだったので、部屋に戻ってパッキングの続きをしました。
その後も断続的に非常ベルの音が続くし、8時だし、もう限界!バスが来るまでフロントで待つわ!!と思って、着替えてバックパック背負って部屋を飛び出したら、ちょうどおばちゃんが!タイミング良すぎて運命を感じる。
曰く「もうセキュリティにチェックしてもらったから大丈夫(意訳)」とのこと。どうやら故障だった模様。おばちゃんにお礼を言って部屋に戻ったはいいけど、ホテル側からの説明も謝罪も一切ございません!そして消防も警察も来なかったよ…。
ちなみに部屋に帰ってから、おばちゃんの他にもバックパック背負った人達がいたことを思い出して、こんなにボーっとしていたらいつか死ぬな…と思いました。
その後はまた何が起きるか分からないので、パッキングも済ませブーツを履いたまま寝る事にしました。
靴履いたまま寝るとか凄腕の傭兵か、私は。
もうテンションがおかしくなっているし、リラックスも全くできないから寝れないの。結局一睡もできないまま諦めて、12時から深夜映画見ましたよ。
「トゥルー・ストーリー」と「アンフレンデッド」、「エクス・マキナ」の計3本!途中からネタバレ見ちゃうし嗚呼、有意義な時間…。
ていうかホテルよ、事情を説明せよ。そして謝罪せよ。
口コミは他言語も見よ
予約時にホテルの口コミはチェックしていたのですが、日本語口コミは数年前のものだったのが盲点でした。
やはり英語の口コミも見ておけばよかった。掃除されてなくてビーサン持ってきてよかったという人がいたので。
それにスタッフによって当たり外れもあるので、近々の口コミのバランスも見ておいた方がいいですね。
ちなみに予約サイトだと24時間フロントになっていたのですが、実際は夜から翌朝までフロントスタッフはいません。どうやら奥にいて、どうしてもという時だけベルを鳴らすと出てくるようです。態度悪いらしいけど。
そして節約のために建物の廊下は、宿泊者がいる部屋しか照明が点いていません。安全面で問題ないのでしょうか。
3カ国中で一番、値段が高かったくせに腹立つー!!うぎー!
と言う訳でクリーニングがされていない部屋で、ブーツ着用のままベッドに横になると言う貴重な体験が出来ました。
(追記:ひざ下はベッドから出して寝ました。ベッドに腰掛けたまま上半身を倒した感じ?それもあって眠れなかったのさ…)
私、結構「持ってる」タイプなんですけど、今回ほど発揮された事はないです。
そしてビーサンは旅行先に関わらず持っていくべし!
次回からは楽しいアイスランド旅行をお届け!する予定です。そして予定は未定。
キャサリン
楽しい編はこちら↓