北欧旅行記:デンマーク編1
汝がへとへとを覗き込むとき、へとへともまた汝を覗き込んでいるのだ。 -キャサリッヒ・キャサヘルム・キーチェ
へとへとは覗きこむのは、全くお勧めしません。キャサリンです。
しかも、このへとへとはホンの入口なんだぜ…。
スウェーデン編はこちら↓
目次
デンマーク編
バスから降りたら…
橋を渡るとデンマーク!っていうか橋の途中からデンマークなんだけどさ。
ここから停車回数が多くなります。オーレスンドリンクと同じく、アナウンスは掲示板なしのスウェーデン語だかデンマーク語のみです。
「次」の発音がNextと似てるのでコレが手掛かり。
3か所ほど停車。その次のアナウンスは「次はNorreport(ノアポート)」と言っている(気がする)ので、目的のコペンハーゲン中央駅もそろそろのはず…。
そう思って座っていたら、運転手のおじさんが「あんた!降りるところだよ!」と大声で言っている。
念のため「私?」と聞いたら「Yes!」の返事。
中央駅というほど大きなさそうだけど「Station」のサインも見えるし、自分の聞き間違いだったのか!おじさんありがとう!!と思い、お礼をいってバスを降りると…
そこは…
Norreport駅でした!
うん、そうだねアナウンス通りだったね。
私の発音が悪いから中心地に行きたいって思われたのかな?!
何となく、ここでおばあさんが降りたら乗客が私だけなので、たった一人のために運転するのが面倒だから降ろされた気もするけど!!けど!!!
そんなこんなで降り立ったNorreport駅は人も多いのですが、昼から何とも怪しい雰囲気…。
イタズラ書きが多いし、飲んだくれっぽいおっさん達に、奇声を発する若者の集団…。
極めつけは、週末でもないのに昼過ぎに放置された嘔吐物×複数!うぎゃあ!!
ナンバー1(いわゆる「小」です…)のニオイもするし…とんだ所に来ちまった!!
さよならジャパン…私、生きて帰れそうにもないわ。
コペンハーゲンカードを買う
そもそも中央駅に行きたかったのはコペンハーゲンカードが確実に購入できそうだったからです。
それを使ってホテルの最寄り駅まで移動しようと思ったんですな。
このNorreport駅、治安も悪そうだし悪臭することこの上ないですが、電車も地下鉄も通っている新宿的存在のよう。
確かに新宿も臭いし共通点はたくさんある。
人に聞いたら、コペンハーゲンカードは駅の入口にあるセブンイレブンでも買えるとのこと。
おかげで無事に購入できました。しかし高い。
地下鉄のプラットフォームは国鉄のホームに降りると、赤い「M」というサインが出てくるので、それを辿っていくと現れます。
ちょっと分かり辛かった~。
駅の中は意外と小さい感じ。ラッシュ時はどうなってしまうのだろうか…。
ちなみに国鉄のホームもナンバー1のニオイがしました。
今までで一番、デンジャーの香りでした。
城、城、城…
色んな意味でへとへとになりながらホテルに荷物を置いて観光に出かけました。
ヨーロッパは冬の間は観光地のオープン時間が短い事が多いです。
私が行った時期は冬時間に切り替わったばかりだったので、重要な施設は大体16:00には閉まってしまう。
みなさまもお気をつけ遊ばせ。
クリスチャンスボー城
先に、女王様が住んでいるアマリエンボー城に行こう!と考えました。
が、何を勘違いしたのかクリスチャンスボー城に先に行ってしまいました。
私のバカバカ!
今思うと疲労で思考力が鈍っていたのだと思います。
自分が向かっているのが女王様のお城と信じ込んだまま、クリスチャンスボー城に到着。
ザ・城って感じです。でも外壁の周りは盛大に工事中。
中も見学できます。塔とかキッチンとか別々に入場料を取られるようですがコペンハーゲンカードで入れます。
レセプションルームが見たかったのですが、改装中とのこと。
翌日の9:00から入れると、キッチンの受付の人が教えてくれたので、翌朝行くことにしました。
とりあえずキッチンと地下の城跡を見ておきました。塔は人気らしく混んでいるのでパス。塔が高すぎて怖いし。
キッチンはニオイ付きのレプリカ食品などがディスプレイされており、ネズミ的ドリームランドっぽい感じでした。
城跡は地下だけあってジメジメするわ、息苦しいわで早々に退散。怨念とかこもってそうだし。
レセプションルームの入口には衛兵がいました。
ちなみに翌日9:00に再訪したらまだオープンしてませんでした。前日の
「9時!?9時ね!」
「そうよ、9時よ」
「9時!9時!9時!」(瞳孔全開)
ってやりとりは何だったのよー!!
アマリエンボー城
クリスチャンスボー城とアマリエンボー城を間違っていたことに気づいて、慌てて向かいました。
女王様が住んでいるお城です。旗が揚がっている時は女王がいる印だそう。
私が行ったときは旗がありました。
広いし、真ん中の像はデカイし観光客は来るし、城が自宅ってすごいな。
中も一部見学できるのですが、クローズは16:00なので既に閉まっており入れませんでした。
近くにフレデリクス教会があったので、ついで寄ってみました。
外から見ただけですが、こっちもデカイ!そんでもってロココ調の飾りがすごい!!
城もだいたいロココな装飾がすごい。何だかでかくて甘いケーキを無理矢理たべているような気持ちになってきました。
そして、すぐ横に大きなゴミ箱(海外ドラマでよく死体が発見されるやつ)が置いてあったのが雑だなと思いました。
ニューハウンからも割と近い。
おうちが可愛いけど水辺なので虫が結構いらっしゃる。
ここで女の子に写真を頼まれたので撮ってあげる。どうやら女の人が話しかけやすい顔らしいです。
↑ストロイエで唯一テンションが上がったもの。
ローゼンボー城
本当はアマリエンボー城に再チャレンジしたかったのですが、時間の関係でコペンハーゲンカードの元を取るべく入場料の高いローゼンボー城へ!
我ながらいじましいです。
ローゼンボー城はNorreport駅が最寄り駅です。城側は綺麗になってます。ここもまた雑。
ここではバッグの類はすべてコインロッカーに預ける決まりになっています。
ロッカーはお金が戻ってくる式ですが、20dkk硬貨が必要になります。もしない場合はチケットカウンターで両替してもらえるよ~。
ロッカーはチケットカウンター前と、その近くにあるミュージアムショップの奥にあります。この数でよくさばけるな。
ガイドもパンフも日本語版があるので何となくホッとする。
中はクリスチャンスボー城のようにセクションごとに入口が違います。行きたいとこだけ見ればいいので入口が1つより親切かも。
本丸?はネズミ的ドリームランド並みに待っているので、飛ばして宝物庫に行きました。
デジカメのバッテリーが上がったので写真は無しです!全体的に雑な私の旅!!
宝物庫はどれもこれもキンキラキンに輝き、これでもかって言うぐらい宝石がくっついてました。
有名な王冠は非常に精巧な細工で「こんなものを作らせることができるなんて、この世の春だよな」って思ったり。
そのあとはお庭見学。
城自体は離宮なので意外とこじんまりとしているのですが、庭の城感ハンパなーい!デカーイ!
公園として解放されてます。
これが王様パワー…!
ミュージアム編
デンマーク国立博物館
The National Museum of Denmarkです。
クリスチャンスボー城の近くにあったので寄ってみました。
クローズギリギリに入ったので、受付の人が見るべき所と飛ばして良い所を教えてくれました。親切~。
時系列に沿って色んなものを展示してあり、もちろんヴァイキングなものもありましたー。
黄金の装身具もたくさんあったのですが、ドラマの中ではいつも毛皮よね、毛皮。
キリスト教の伝播と普及が歴史的にも重要なポイントのようです。
トールの斧と十字架を融合したと思われるチャーム等々。従来の文化に少しずつ取り入れられていったらしいです。
他のフロアには何故か特設でコスプレエキシビジョンがやっており、懐かしのプリクラが!
やはりと言うべきか、安定の使用中止。
個人的には中世の騎士の人が気になりました。
コペンハーゲン国立美術館
こちら、コペンハーゲン国立美術館(National Gallery of Denmark)はローゼンボー城の後にひとっ走り、行ってきました。
入口がギリシャの神殿かよ!ってくらいギガンティックでした。ギリシャの神殿行ったことないですけど。
英語表記だとデンマークなのに、日本語だとコペンハーゲンになるのは何故…?
ここでも荷物はロッカーに預ける。無料の電子ロッカーでした。
ルーベンスやムンクの有名じゃない(=私が知らない)作品がありましたが、個人的にはクラナハとか見れてちょっと感動。
その他にはJørgen Valentin Sonne(ヨーゲン・ヴァレンティン・ソンかな?)や、Vilhelm Hammershøi(ヴィルヘルム・ハンマースホイ)など今まで知らなかった画家が知れて良かったです。
特にJørgen Valentin Sonneは静かで不思議な雰囲気があってツボでした。2人とも1800年代の画家なんですねぇ。
Jørgen Sonne (painter) - Wikipedia
思わぬ収穫にホクホク。
これがバカの旅…
コペンハーゲン観光はこんな感じでバタバタでしたねぇ。
ほんと自分で自分を殴りたいくらい、凡ミスの連続でした。
セルフへとへと。
ロスキレ編につづく~。
キャサリン
ロスキレ編出来ました!(2017.11.15追記)