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キャサリンのブログ・やみなべ

TOKYOSABAKUの片隅に生息するみそじのアレコレ

映画「ラ・ラ・ランド」の感想

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最近、すごく蒸し暑くないですか?またまたカビが生えそうなキャサリンです。

先日、エルエーエルエーランド…ではなく「ラ・ラ・ランド」を見てきましたので、その感想をば書きます。

いつも通り、しれっとネタバレしているのでご注意ください。

gaga.ne.jp

私、泣けた!

スートリー自体はベタベタで一緒に鑑賞した、リーダー代理改め、リーダー曰く「た○ればストーリー」。ホントにそう。

私なんかサントラも特に欲しいとも思わなかったのに、涙が止まらなーい。

そうさせるのは、やはり演出のなせる技なのではと思います。

キレイな「たら○ばストーリー」。それがラ・ラ・ランド

まぁこれで終わっちゃうのも何なので、もうちょっと思った事を書きます。興味があればどうぞ。

青が良い仕事してた

映画を見ていて印象に残ったのは、画面の色彩と陰影。

全体的に青〜青紫の色調で、それがすでに終わりを予感させて胸を締め付けます。

場面も夕方や夜明けが多いですし、衣装もビビッドなロイヤルブルー。

人物を照らし出す光もブルー。

ロイヤリティのブルーじゃなくて涙のブルー。

ミアのオーディションに行く時の2人の衣装が別離を暗示させて、あぁ…と思いました。

でもミアのセーターは明るいブルーで、悲しいだけじゃない新しいスタートも思わせます。

オープニングの歌の歌詞みたいだね。

終盤、Seb's中を覗き込むミアの顔は、深い青色の光に照らされます。

本当の終わりが近づいていることを予感させます。

そして最後のミュージカルシーンの中で、青系の服が多かったミアが淡いピンクの服を着ているシーンがあるんですよね。それまでは着たことなかったのに。

そこがまたグッときます。憎たらしい演出だ!

赤も良い仕事してる

青の差し色になっていたのが赤。

赤っていうか、赤い光。

ミアがレストランから聞こえるセブのピアノに足を止めたシーン。

青いネオンの中、ミアの輪郭が赤い光に縁取られて浮かび上がる様の美しさよ。

それから、ミアがセブに自分の1人芝居を披露するシーンの部屋のライト。

Seb'sの入り口のネオンサイン。

どれも青の中で一瞬、強く燃え上がる儚い炎のようで、運命的な恋とその終わりを文字通り、鮮やかに対比させます。

コントラストが美しければ美しいほど、その終わりも哀しく、またより美しいのです。

卑怯、卑怯よね。泣けるわ!

色って大事

もちろん、青と赤以外もキレイな色ばかり。

西海岸の雰囲気にピッタリなビビッドな色彩。希望に満ちた未来の象徴のようです。その一方でうまくいかない現実とのコントラストになってて辛いのよ〜。

ボロボロの人のカラ元気見せられてる、みたいな。でもキレイ。

先ほど、夜明けや夕暮れのシーンが多いと書きましたが、日中のシーンももちろんあります。でも少しくすんでいます。西海岸だから湿気?それともホコリ??

そのおかげか、鮮やかな色彩も明るい日差しと希望を思わせるのに、どこかノスタルジックなんですよね。

本当に素晴らしい色彩でした。

肝心のミュージカルは

すいません。私、あんまりピンとこなかった…。

悪くはないんですけど、私の心にはイマイチ馴染まなかったというか。

CMで使われていた、プラネタリウムで2人が宙に浮かんでいるシーン。

最初と最後は良かったんですけど、途中で壮大な宇宙に行っちゃって、そこまで行かなくていいんだよ…プラネタリウムの星座を背景に踊りなよ、と思いました。

2人でピアノで歌うシーンは好きだけど。

ここまでミュージカルシーンを貶していますが、最後のた○ればミュージカルは良かったよ〜。

というかそれまでの流れはこのシーンを引き立てるためにあったのかしら?とすら思います。

ミュージカルの出来云々というより、ここがメインだなと。

それぞれの道を歩んで、それなりに幸せになった2人が偶然再会して、ifの人生をミュージカルで繰り広げるわけです。

最初に出会った時、もっと印象が良ければ…。

セブがミアの一人芝居を見に来れていたら…。

一緒にパリに行っていたら…。

数々のたら○ば、もといifが今までの自分の中に残っている、

あのとき、もっと勇気を出していれば…。

あのとき、こうしていれば…。

辺りのほんの少しの後悔と一緒くたになって、胸に迫るものがあります。

ちょっと後悔はしているけど、今はそれなりにやっているし、これはこれでベストな選択の結果。

だからこそ、あり得たかもしれないif の世界を描く、このミュージカルシーンは本当に切なく輝くのです。

でも、あの時に戻れたとしても2人に一緒にいるという選択肢はないと思う。

なぜなら、2人はお互いの夢を追いかけ、情熱を傾ける姿に惹かれあったから。

だからこそ互いに夢を応援し、自分の夢を叶えることが相手の愛に報いる最善だと両方とも答えを出した。

逆にこの出会いがなかったら、2人とも夢を叶えられなかったかもしれない。

た○ればで何が悪い!という感じ。

過去の後悔も、ここまで昇華できれば美しい思い出と、美しい妄想になって人生の糧にできるのかもしれません。

それにしても、観客も望んでいたifのストーリーを最後にこれでもか!とぶち込む、ある意味ズルいっちゃズルい手法。

だけど泣けるのよ。

気に入ったシーン

その1

映画館で手を握ろうとお互いに、様子を探り合っているシーン。

その2

天文台で宙に浮かぶ所と、降りてくる所。

その間の壮大な宇宙は要りません。

その3

2人でミアのオーディション呼ばれるのを並んで待っている所。


色々言いましたけど、好きですね。

がっつり恋愛っていうより、夢追い人たちのつかの間の恋って感じ。そこがまたキレイなのよね〜。

でもしばらく観なくていいかな。もっと歳がいったら、余裕をもって楽しめるかもしれません。

そんな日が来ることを夢見て。

City of stars〜

キャサリン